「リーズナブルな新卒採用」とは?
優秀な人材を採用するためには非常に多くのコストがかかります。とはいえ企業が永続的に発展するためには、常に優秀な次世代人材を採用し続ける必要があります。そのために企業が目指すべき「リーズナブルな新卒採用」とはどのような状態でしょうか。
私たちHRサーベイラボはその状態を次のように定義します。
① 採用したい人材像が客観的に説明できる状態になっていること。
② 採用したい人材を選考プロセスの早い段階で特定できていること。
③ 採用したい人材を適切に選考判断できていること。
④ 採用したい人材に有効な内定承諾フォローができていること。
テレワークの拡大など働き方が激変する中、人材と企業のマッチングを効率的に図り、結果としてヒト・カネ・ジカンに関する新卒採用コストを低減し、採用活動全体をリーズナブルにすることが企業人事には求められています。
1960年、株式会社リクルートでは、就職に際し、学生が自由に企業を選択し応募する「新卒自由応募採用」を提唱し始めました。
当時は、新卒採用といっても「親族からの紹介」「学校や教授の推薦」「先輩からの誘い」など縁故(コネ)中心の採用でした。それもあって、非常に安定志向で企業に対する高いロイヤリティ(いわゆる忠誠心や愛社精神)がありました。
一方で、「新卒自由応募採用」は応募者の増大をもたらし、企業に選考のための大きなコストを強いることになったのです。
様々な景気変動などの環境変化を経て、現在の学生の就活状況としてはインターネットやSNSを駆使して、リクナビなどの採用媒体や企業ホームページから情報を得て、インターンシップや企業説明会へ参加することによって企業との接点を模索しています。
学生の指向も大きく変わり、挑戦・成長・安定など、自分のやりたいことができる仕事へのこだわりが強く、必ずしも大手企業に就職したいという価値観だけが重視されることがなくなっています。ただ、いわゆる「新卒自由応募採用」という日本独自の採用方法は本質的に変わらず、一定の時期に採用活動が集中する状態が当たり前のものになっています。企業としては、働き方改革だといわれる中、効果的に人材を配置し業績を上げていかなければなりません。採用においても、コストがかかる割に、自社に対してのロイヤリティが低い学生が多く、企業は苦戦を強いられています。
企業として人材採用に関して抱える課題は以下の2点
1)どうすれば、低コストで優秀な人材を採用することができるのか
2)どうすれば、優秀な人材にメンタルヘルス不調にならず働き続けてもらえるのか
その答えは、実は「適性検査」から導き出すことができるのです。
「適性検査」の有効性
企業が適性検査を導入する目的は、
「優秀な人材・企業が求める人材」を「効率的に見出し」そのフォローに「必要な人員を投入する」ことにあります。これは、効率化・コスト削減にほかなりません。
具体的な「適性検査」の活用目的や場面としては、以下が考えられます。
【短期的(採用選考・内定時)観点】
1)人材要件を決定し、効果的な選考フローを用意する
2)内定者の歩留まり向上のためのフォロー対象者の優先順位決定
3)内定者各々のフォローすべきポイントの確認
【長期的(入社配属後)観点】
1)早期退職やメンタル不調にならない人材を見極める
2)将来的に活躍できる人材を採用する
上記のような観点をうまく取り入れ、是非リーズナブルで効率的な採用選考を実現しましょう。
=============
HRサーベイラボでは、お客様の採用支援を行っております。
上記内容にご興味がありましたら、是非こちらからお問い合わせください。